たっち
アップル社の新製品、革新的タッチパネルを採用?
個人的にちょっと興味深いネタ。
Appleの新製品(iPod?)に革新的なインターフェイスが採用される可能性があるとか。
ソレしか印象に残らなかった映画「マイノリティリポート」に出てきた両手と全身で操作するコンピューターを髣髴とさせる、マルチタッチインターフェイス。
複数の点をポイント可能なタッチパネル、ということらしい。
マウスが登場して30年余になるが、コンピュータのポイント(カーソル)はいつも一つだった。(*1
これが複数になることでインターフェイスの自由度は格段に向上する。
たとえばマウスで複数のファイルを選択する場合には、始点からドラッグして四角い枠で囲んで選択することになる。
複数のポイントを使えるのであれば、両手の二指を用いて四点を指示できる。掌で払うようにファイルをかき集めることも出来よう。
摘む、回す、撫でる、弾く。多くの現実の動作を模したゼスチャーを入力として再現できるかもしれない。
また、二人で同時操作が可能になる点も大きい。
一方で自由度が増すということは、複雑さが増すことに直結する。
余程直感的なインターフェイスでなければ、無用の混乱を引き起こすことになる。
また、既存のソフトは一つのカーソルを暗黙の前提としている。
考え方のみならず、API等、ソフトウェア実装の面でもインパクトは大きくなりそうだ。
デバイスとしても興味深い存在だったりする。
タッチパネルは、アナログの抵抗値を読み出す関係上一点しかポイントすることが出来ない。(*2
実際にATMやNDS等で画面上の二点をタッチしてみると、二点の平均取ったあたりを検出してしまう。
これこそがタッチパネルが物理的なボタンを代替しえないことの一因だったりもする。(*3
この新型タッチパネルは、指紋認証などで既に幅広く使われているFTIRという技術をベースにしたものだとか。(*4
コスト的にも信頼性の面でも、近い将来に採用製品があってもおかしくない。
クリックホイールという十字キー以来のインターフェイスをすっかり定着させてしまった実績を持つAppleだけに、新たな素材の「味付け」が楽しみだ。
*1 マウス(=GUI機)以前のコンソール機においてもカーソルは基本的に一つだったと言っていい。
*2 タブレットPCなどに使われる電磁誘導方式のデバイスでは二点以上のポイントを検知することが出来るが、これには専用のポインタ(ペンなど)が必要。
*3 同時押しができないため、ゲーム機のコントローラーのようなものが実現できない。
もうひとつの大きな要因は、物理的なフィードバックがないため、押した実感がなく高速な操作がしにくい点。
*4 流し読むと、センサ膜に膜間で全反射する光を照射し、触れた点での乱反射光を測定する方式のよう。
画像でもモニタがうっすら光っている点から、迷光による表示品質への影響と、明るいところ(あるいは表示自体)で感度の変化があったりしないのか、ちょっと疑問だが。
現行品ってその辺どうなんだろう。
個人的にちょっと興味深いネタ。
Appleの新製品(iPod?)に革新的なインターフェイスが採用される可能性があるとか。
ソレしか印象に残らなかった映画「マイノリティリポート」に出てきた両手と全身で操作するコンピューターを髣髴とさせる、マルチタッチインターフェイス。
複数の点をポイント可能なタッチパネル、ということらしい。
マウスが登場して30年余になるが、コンピュータのポイント(カーソル)はいつも一つだった。(*1
これが複数になることでインターフェイスの自由度は格段に向上する。
たとえばマウスで複数のファイルを選択する場合には、始点からドラッグして四角い枠で囲んで選択することになる。
複数のポイントを使えるのであれば、両手の二指を用いて四点を指示できる。掌で払うようにファイルをかき集めることも出来よう。
摘む、回す、撫でる、弾く。多くの現実の動作を模したゼスチャーを入力として再現できるかもしれない。
また、二人で同時操作が可能になる点も大きい。
一方で自由度が増すということは、複雑さが増すことに直結する。
余程直感的なインターフェイスでなければ、無用の混乱を引き起こすことになる。
また、既存のソフトは一つのカーソルを暗黙の前提としている。
考え方のみならず、API等、ソフトウェア実装の面でもインパクトは大きくなりそうだ。
デバイスとしても興味深い存在だったりする。
タッチパネルは、アナログの抵抗値を読み出す関係上一点しかポイントすることが出来ない。(*2
実際にATMやNDS等で画面上の二点をタッチしてみると、二点の平均取ったあたりを検出してしまう。
これこそがタッチパネルが物理的なボタンを代替しえないことの一因だったりもする。(*3
この新型タッチパネルは、指紋認証などで既に幅広く使われているFTIRという技術をベースにしたものだとか。(*4
コスト的にも信頼性の面でも、近い将来に採用製品があってもおかしくない。
クリックホイールという十字キー以来のインターフェイスをすっかり定着させてしまった実績を持つAppleだけに、新たな素材の「味付け」が楽しみだ。
*1 マウス(=GUI機)以前のコンソール機においてもカーソルは基本的に一つだったと言っていい。
*2 タブレットPCなどに使われる電磁誘導方式のデバイスでは二点以上のポイントを検知することが出来るが、これには専用のポインタ(ペンなど)が必要。
*3 同時押しができないため、ゲーム機のコントローラーのようなものが実現できない。
もうひとつの大きな要因は、物理的なフィードバックがないため、押した実感がなく高速な操作がしにくい点。
*4 流し読むと、センサ膜に膜間で全反射する光を照射し、触れた点での乱反射光を測定する方式のよう。
画像でもモニタがうっすら光っている点から、迷光による表示品質への影響と、明るいところ(あるいは表示自体)で感度の変化があったりしないのか、ちょっと疑問だが。
現行品ってその辺どうなんだろう。
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