天文二題

この年末年始に小型探査機ホイヘンスが土星の惑星タイタンに着陸したとのこと。
大気圏を持ち、クレーターが少ないなど地殻変動が活発とのことなので、木星衛星同様、生命の存在の可能性も期待できるのでは。

もひとつ天文関係で。
ハッブル望遠鏡が廃棄処分になるとのこと。
大気の影響を受けない観測を実現するため宇宙空間に望遠鏡を飛ばしてしまおうという豪快な代物。
1990年の打ち上げ当初からトラブル続きで、補修、改修を繰り返し、だましだまし運用してきたイメージがありましたが、今回もトラブルが原因となり、設計寿命を全うすることなく廃棄が決まったとのこと。
その鮮明でカラフルな映像に感嘆し通しだっただけに残念なニュース。




かこさとしの宇宙の絵本にはじまり、叔父の家のNewtonを読みふけり、わかりもしないのにホーキング、宇宙を語るを読んでうんうん頷いてみたりと子供の頃は宇宙というものに尽きせぬ興味を持っていたんだけど。
今や宇宙と縁があるといえば周囲の視線も気にせずカラオケで絶叫する宇宙刑事ギャバンくらいなもの。

Z80だの6809だの電子の妖精さんたちにうつつをぬかしはじめたことが興味の転換の直接の原因なのは間違いないんだけど、宇宙開発が思ったほど進まなかったのもひとつの要因かと思う。
SFめいてどこまで本気かわからない宇宙ステーション計画や月面基地計画、果ては火星有人飛行計画なんてのもあったと思うけど、冷戦の終結に伴いSDIとともにフェードアウトしていった。
ファミコンレベルのこんぴうたで月に人を送り込んだ冷戦の時代。
功罪はあれど競争ってのは凄いエネルギーを生み出すもんだなとだらだら思ってみたりする。

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