ネットで出会った憧れの旅人、通称スナフキンさんが亡くなっていたことを知りました。 彼の日記に綴られる、文字通り世界を股に掛けた冒険譚に心躍らされていました。 web更新が途絶えてからも、きっとどこかで旅をしていると思い、土産話を心待ちにしていました。 昨日、彼のお兄さんにより、彼が心臓移植手術を待つ間に、医療事故で帰らぬ人になったことが告げられました。 > 直る事のない病気になり 心臓移植を受けないと > 助からないと宣告され > 国内では 移植が少ない事を知りながら書いた > 詩です。 > > そして、スナフキンは 病室で いつも > 笑ってました。 彼が病室からネットという世界での旅を楽しんでいたと知り、強い衝撃を受けました。 楽天的で奔放な日記やコメントの裏にあるものを悟らせることもなく、周囲に笑いと元気を振りまきながら道半ばで倒れた彼を想うと、やるせなさや畏敬の念がっごちゃになって上手く言葉に結びつきません。 名前も顔も知らないけれど、この先彼の生き方やその笑顔の訳を、ずっと忘れずにいたいと思います。 ご冥福を、そして天国で旅の続きを堪能してくれていることを心より願っています。 以下は彼が薬袋に遺した詩だそうです。 --------------------------------------- 生きている 今 私は生きている 人は皆 命の音を刻みながら生きている 時には人の優しさに涙流し 世の矛盾に 心揺らしながら 私達は今日を生きている 生きている 生きているのだから 死に逝く その時まで せめて その時まで 笑っていたい PS 明日 晴れたら 海に行こう。 --------------------------------------- スナフキン 海はどうだい?